石川のワイン

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2009.07.05

品種

主だったワイン醸造用品種

黒ブドウ品種

カルベネ・フラン(CabernetFranc)

ボルドー地方で栽培されている品種だが、フランス南西部やロワール河流域でも栽培される。カベルネ・フランのワインは、ブラックベリーの木の植物的な香りにフランボワーズの香りが加わったかぐわしいワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンから造られるワインよりも色は薄く、タンニンの含有量もすくない。

カベルネ・ソーヴィニヨン(CabernetSaubignon)※株

主に、ボルドー及び西南部で栽培されている品種。ロワール渓谷、プロバンス、ラングドック地方にも見られる。濃色で、タンニンを多く含み、保存用ワインができる。新しいうちはピーマンの香りがするが、枯葉の下の土のむれた香りへと変化する。

カリニャン(Carignan)※株

栽培面積では、フランスで第一位。地中海沿岸の南仏全域で栽培されている。ヘクタール当たりの収穫量が低く、非常にこくのなるタンニンを含むワインとなる。カリニャンはより微妙な味わいを持つ品種(グルナッシュ、サンソー、ムールヴェードル)とブレンドされる。

サンソー(Cinsaut)

南仏の品種。ヘクタール当たりの収穫量は中位で、口当たりの良い、繊細な香りのワインとなる。カリニャン、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル種とブレンドされる。プロバンス、コート・デュ・ローヌ、ラングドックの名称ワインの中には、サンソーを含むものが数多くある。

ガメイ・ノワール(Gamay Noira a jus blanc:白果汁)

ボジョレー地方がこの品種の主な栽培地だが、アンジュー、トゥーレーヌ、サヴォア、オーヴェルニュでも見かける。これから造ったワインは口当たりの良い、フルーティーな赤ワインで、若いうちに飲まれる。

グルナッシュ(Grenashe)

ローヌ河南部、ラングドック・ルーションで栽培されている。アルコール分が強く、まろやかな、ねっとりとしたワインとなる。シラー、ムールヴェードル種のワインとブレンドすると、熟成に耐えうるワインとなる。バニュールスとモーリーの天然甘口ワイン(VDN)は、グルナッシュ種を中心に造られる。

グロロー(Grolleau)

アンジュー、トゥーレーヌの品種で、軽い、アルコール分の低いワインができる。ロゼワインにすることが多い。

マルベック(Malbec)

地方によって、呼び名がかわる。カオールでは、オークセロワ(Auxerrois)と呼ばれ、この地方のワインは、これを中心にして作られる。トゥーレーヌではコット(Cot)、ボルドーではマルベックと呼ばれる。濃い色の、タンニンを多く含むワインとなり、ブレンドして用いられる。

メルロー(Merlot)

ボルドーの品種だが、西南部全域でも栽培されている。こくのある、なめらかな口あたりのワインとなる。カベルネ種のワインより成長がはやい。サン・テミリオンやとくにポムロールのワインでは、このメルロ種が非常に大きな役割を占める。

モンドゥーズ(Mondeuse)

サヴォア地方のみで栽培されているもので、フルーティーさとスパイシーさをかねそなえた濃色の赤ワインができる。

ムールヴェールド(Mourvedre)

フランスの東南部で栽培されている。こくのある、色の濃い、タンニンを多く含むワインとなる。数年間おくと、すばらしい芳香が加わる。プロバンス(バンドール)、ローヌ河流域、ラングドックのAOCワインに使われている。一般に別の品種とブレンドされる。

ニエルチオ(Niellucic)

コルシカ島の品種で、パトリモニオ産のワインの評判を高めた。今日では、コルシカ島の東部全域で栽培されている。アルコール度は高くないがこくのある赤ワインや、とてもフルーティーなロゼワインが造られる。

ピノー・ドーニス(Pineau d'Aunis)

ロワール渓谷の品種で、ロゼワインの製造に使われる。辛口でフレッシュな、酸味の生きいきしたフルーティーなワインとなる。

ピノ・ムニエ(PinotMeunier)

主に、マルヌ、オーブの両県で栽培され、シャンパーニュを造るのに用いる。東部(モーゼルのワイン、コート・ド・トゥール)やロワール渓谷でも栽培される。ムーニエ(粉屋)と呼ばれるのは、葉が白っぽい綿毛でおおわれているからである。

ピノ・ノワール(Pinot noir)

ブルゴーニュの銘醸赤ワインの評価をゆるぎないものとしたブドウ品種。ピノ・ノワールから造るワインは、いちごなどの赤い小粒の果実の香りを持つのが特徴で、数年間おいておくと、赤身の肉臭のようなものが出てくる。ブルゴーニュで広く栽培され、赤ワインとなるが、ほかの地方(アルザス、ジュラ、ビュジェ)でも見られる。ジャンパーニュ造りに使われるとにきは白ワインに仕立てられ、シャンパーニュにバランスのとれた味わいをあたえる。

プールサール(Poulsard)

ジュラが産地で、色はうすく、洗練され、フルーティーでのどごしのよいワインをつくる。

シアカレロ(Sciacarello)

コルシカ島のもので、主に、島の西南部で栽培されている。ペッパーの香りを持つ、長く保存のきくワインができる。ワインにせずに、そのまま食べても美味。

シラー(Syrah)

コート・デュ・ローヌ北部で栽培されている特有の黒ブドウ品種。ヴォクリューズ、プロバンス、ラングドッグ・ルーションでもさかんに栽培されるようになって来た。非常にこくのなるこってりとした、濃色のワインとなる。若いうちは、強いすみれの香りがするが、熟成するにつれ、次第にペッパーの香りと鹿肉の臭いに変化する。

タナ(Tannat)

ベアルン地方が産地。マディランのワインは、タナ種を中心にして造られる。色の濃い、こくのあるタンニンを多く含むワインで、数年かけて熟成すると、まろみをおびる。

トゥルーソー(Rousseau)

ジュラが産地で、色が濃く、プールサールから造るワインよりもタンニンを多く含むワインとなる。アルボワ、コート・デュ・ジュラの赤、ロゼワインに使われる。

白ブドウ品種

アリゴテ(Aligote)

ブルゴーニュのブドウで、主にコート・ドール、ソーヌ・エ・ロワール、ヨンヌの各県で栽培されている。酸味のきいた、味のはっきりした白ワインができる。若いうちに飲むのが好ましい。

ブールブーラン(Bourboulenc)

ラングドックのマルヴォワジーとも呼ばれ、地中海沿岸の南仏全域で栽培されている。さわやかで芳香に富む、若いうちに飲むワインができる。

シャルドネ(Chardonnay)

ブルゴーニュ産の白の銘酒は、シャルドネ種のみからできているが、シャンパーニュ地方、とくにコート・デ・ブラン地区も栽培されている。(シャンパーニュのブラン・ド・ブランはシャルドネ種だけを使って造られたものである)。ジュラやロワール渓谷にも見られる。シャルドネ種からできているワインは、香り、風味の点で申し分なく、繊細、乾果の芳香をただよわせ、産地によっては、何年間も保存することで真価を発揮する。

シュナン(Chenin)

ロワール渓谷が産地で、そこはピノ・ド・ノワールとも呼ばれる。辛口の白ワイン、発泡性ワイン(クレマン・ド・ロワール、ソーミュール、ヴーヴレイ・ムースー)あるいは、うす甘口、中甘口ワイン(コトー・デュ・レイヨン・・・)に醸造される。シュナン種のワインは、酸味が強く、長期保存にも耐えうる。

クレレット(Claorette)

南仏の品種。ラングドックで最も古くから栽培されていたもののひとつ。AOCワインに格付けされている、クレレット・ド・ベルギャルド、クレレット・デュ・ラングドック、プロバンスのAOC白ワインの製造に用いられる。クレレットのワインは豊かな芳香を特徴としている。

コロンバール(Colombard)

かつては、シャラント、およびフランス南西部で、オー・ド・ヴィ(コニャック、アルマニャック)原料ワイン用として栽培されていた。南西部では、ヴァン・ド・ペイ造りのため、新たにコロンバール種への監視がっ高まっている。

フォル・ブランシュ(Folle blanche)

コニャック用として、かつては非常に高い評価を得ていた品種。灰色かび病に弱いために、フォル・ブランシュ種は、シャラント地方からほとんど姿を消してしまった。ペイ・ナンテの原産地名称ワイン、グロ・プランは、この品種のみから造られる。

ゲヴルツトラミネール(Gewurztraminer)

アルザスのブドウで、この地方で植え付けれているブドウ全体の20%を占める。こくがあり、まろやかで腰のしっかりとした、優雅で強い香りを持つワインとなる。通常は辛口だが、良い年には中甘口のワインができる。

グルナッシュ・ブラン(Grenache blanc)

主に、ルーションで栽培され、天然甘口ワイン製造に用いられる。ラングドックでは、他の品種とブレンドして辛口の白ワイン造りに使われる。グルナッシュ・ブランが入ることで、ワインに繊細な香りが加わる。

グロ・マンサン(Gros Manseng)

ベアルン(Bearn)地方で栽培されているブドウ。ジュランソンの辛口の白ワインは、グロ・マンサン種を主原料にしている。イルレギー、テュルサン、ベアルン、コート・ド・サン・モン、パシュラン・デュ・ヴィック・ビルなどのほかに、やや甘口のジュウランソンにも、グロ・マンサン種は使われている。

ジャケール(Jacquere)

サヴォアとビュジェのブドウで、軽い、アルコール分の低い辛口白ワインとなる。

ラン・ド・レル(Len de l'El)

ガイヤックの古典的なブドウ。アルコール分が多く、フレッシュで少し酸味のある白ワインができる。ガイヤックの白ワインは、これに、モーザック種のワインをブレンドして造る。

マカブー(Macabeu)

主に、ルーションで栽培されており、天然甘口ワインやコート・デュ・ルーションの白ワインを造るのに用いられる。マカブー種から造るワインは、こくががって芳香に富むが、一般的には酸味は弱い。

マルサンヌ(Marsanne)

主な栽培地はコート・デュ・ローヌ北部だが、その南部地方やプロバンス、ラングドックでも栽培されている。辛口で、味、香りともに非の打ち所のないエレガントが白ワインを造る。

モーザック(Mauzac)

ガイヤック、リムー地方で栽培され、非発泡性白ワイン、発酵性ワイン造りに用いられる。

ミュスカデル(Muscadelle)

主な栽培地は、ボルドーとドルドーニュ。ほかの品種、とりわけ、ソーヴィニヨンやセミヨンと混醸される。ミュスカ科には属さない。

ミュスカデ/ムロン(Muscadet/Melon)

辛口の、繊細な香りを放つロワール渓谷のAOCワイン、ミュスカデは、このミュスカデ種だけで造る。

小粒のミュスカ(Muscadet a petits grains)

香り豊かな南フランスの品種で、ミュスカ・ド・フロンティニヤンとも呼ばれる。主に、天然甘口ワインを造るのに用いられる。

プティ・マンサン(Petit Manseng)

ベアルンで栽培されているブドウ。実の皮が厚いので、遅摘み(パスリヤージュ)に向く。ジュランソンの中甘口ワインは、この遅摘みのため完熟したブドウから造られる。

ピノ・ブラン(Pinot blanc)

アルザスのブドウ品種の20%を占める。ボディーのしっかりした白ワインを造りだすと同時に新鮮味や柔らかさもかもしだす。クレマン・ダルザスを造るのに以前より多く使われつつある。

ピノ・グリ(Pinot gris)

かつては、アルザスのトカイと呼ばれていた。青味をおびた灰色の房をつけるピノ・グリ種は、アルザスで栽培されているブドウ全体の5%を占める。このブドウからつくるアルザスの白ワインは、香りが強く、こくがあり、甘味を感じるものが多い。サヴォア、ロワール渓谷にもピノ・グリ種が見られ、わずかではあるがブルゴーニュでも栽培されている。

リースリング(Riesling)

アルザスで最も古い品種で、ここで栽培されているブドウの20%はリースリング種である。辛口でフルーティー、繊細で気品のある白ワインとなる。

ルーサンヌ(Rousanne)

主な栽培地は、コート・デュ・ローヌ北部。生産性は低い。ユニークで芳香に富むため、ルーサンヌ種への関心が高まっている。

ルーセット(Roussette)

アルテスとも呼ばれ、サヴォア、ビュジェイで栽培されている。名称ワインのルーセット・ト・サヴォア、ルーセット・デュ・ビュジェイは、ルーセット種だけから造られる。こくがあり、デリケートな香りのワインである。

ソーヴィニヨン(Sauvignon)

芳香性に富む品種で、ボルドー、西南部、ロワール渓谷が主な栽培地。サンセール、プイィ・フュメ、カンシーの白ワインは、ソーヴィニヨン種のみで造られる。セミヨン種と合わせて、甘口の白ワイン(ソーテルヌ、モンバジャック・・・)も造られる。

サバニャン(Sauvignon)

ジュラの人々はナチュレとも呼ぶ。白の名称ワイン、アルボア、コート・デュ・ジュラ、レトワールは、サバニャン種を使う。ジュラの黄ワイン(Vins Jaunes)は、このブドウだけで造られたものである。

セミヨン(Semillon)

主な栽培地は、ボルドーと西南部。そこで発生する貴腐が、あの甘口銘酒を造りだすのである。ソーヴィニヨン種と合わせて、辛口の、洗練され酸味のきいたワインも造られる。

シルヴァネール(Sylvaner)

アルザスの品種で、軽く、さわやかでフルーティーなワインを造る。シルヴァネール種だけでワインを造ることもあるが、他の品種とブレンドして、エデルズヴィッカー(Edelzwickker)を造るのにも用いられる。このワインは、白品種数種をブレンドして造ったワアルザス特有のワインである。

ユニ・ブラン(Ugni blanc)

栽培面積ではフランス第二位。シャラント(コニャックのブドウ畑の主な品種)などとともに、西南部で多く栽培されている。他の品種と合わせて、ラングドック、プロバンス、コルシカ島の数種の白ワイン造りに用いられる。ユニ・ブラン種は、ワインにさわやかさと酸味をもたらす。

ヴェルマンチノ(Vermentino)

コルシカ島産のブドウだが、プロバンスにもある。そこではロール(Rolle)と呼ばれる。辛口、フレッシュで、リンゴと新鮮なアーモンドの香りのする白ワインとなる。

ヴィオニエ(Viognier)

香りの点で非常にすぐれた品種。そのほとんどは、コート・デュ・ローヌ北部で栽培されてりう。名称ワイン、コンドリューとシャトー・グリエは、この一種だけからつくられる。